城址とガラ紡の里山暮らし
愛知県豊田市松平。徳川家のルーツにあたる里山です。その里山に2014年から暮らしはじめた家族のどたばた。松平で祖父が営んできたガラ紡のあれこれ、松平のなかでも大給城址の季節の移ろいを紹介していきます。
【千種区戦跡めぐり 民間戦災傷害者の碑】
 23日には私も事務局をつとめるコープあいち九条の会の戦跡めぐり。今回は名古屋市千種区上野地域です。千種公園や愛工大名電高校、ナゴヤドームのあたりです。25人の参加でした。

 ここの戦跡めぐりを企画するのは4回目。こちらのブログでも過去に紹介しています。

http://ogyuubito.blog.fc2.com/blog-entry-430.html

 今回から千種公園の「民間戦災傷害者の碑」をコースに加えました。

170924碑①


 死傷した民間人も国が擁護すべきという運動は名古屋から始まりました。杉山千佐子さんを先頭にして行われ、2010年から名古屋市は独自の民間戦災傷害者見舞金制度を始めました。

そして、2014年には名古屋市が千種公園に「民間戦災傷害者の碑」を建てました。石碑には戦争に市民が巻き込まれないようにしようとも誓っています。なかなか立派な石碑です。

170924碑②


今回の戦跡めぐりでも、被弾塀や陸軍兵器補給廠の塀、焼け残ったクスノキ、三菱の「殉職碑」は定番コース。

このコースのしめくくりは、やっぱりナゴヤドーム。

170924ドーム①


 総合案内所に「平和への礎となられた人々を忘れません」というプレートが掲げられています。なかなか格調の高い文章です。

 この日、ナゴヤドームはデーゲームが行われていました。観客のみなさんにも、このプレートをぜひ知ってほしいですね。

170924ドーム②


 今回、ガイドしていただいた栗本さんから、「碑文や殉職碑には、米軍からの犠牲が強調されています。しかし、なぜ犠牲をうけたのかを考えてほしいです。ここでつくられたエンジンや兵器でアジアに加害をもたらしたからです。その事実は、碑文からは読みとれません。日本がどんな加害をアジアで行ったのか、歴史を学んでしっかりふまえてほしいです」という言葉。

 今の米国と北朝鮮の「チキンレース」に日本は加担せず、九条の精神で役割を果たしてほしいですね。歴史を繰り返さないためにも。

 そんな感想をもった戦跡めぐりでした。

 実は、今回参加いただいたYさんご夫妻とお知り合いになりました。Yさんは、中部産業遺産研究会会員のおひとりで、ガラ紡についても関心をお持ちです。思わぬ出会いに驚きました。そんな出会いが広がるのも、戦跡めぐりの良さです。

[2017/09/24 06:01] | 戦跡 | トラックバック(0) | コメント(0) |
【原爆・豊田・終戦記念日前日】
 今日は8月14日。終戦の日前日です。

 核兵器禁止条約が採択された今年、広島市と長崎市の平和宣言はすばらしいものでした。しかし、原爆はヒロシマ・ナガサキだけではありません。豊田も関係しています。それも、終戦日前日に。

 原爆と豊田と終戦の日前日。この3つのキーワードを結ぶ場所4カ所を、このお盆にめぐってきました。特に豊田市民のみなさんには知ってほしいなぁと願って。

 8月14日の終戦日前日、米軍はトヨタ本社を標的に模擬原爆(パンプキン爆弾)を3発投下しました。パンプキン爆弾とは、長崎に落とされた原爆ファットマンと同じ型。豊田は終戦日前日、原爆の実験の地でもあったのです。3か所をこのお盆にめぐってきました。

【1発目】午後2時53分 明和町2丁目

 爆撃で直径19.8メートル。深さ7.5メートルのクレーターができました。今はトヨタの水質管理センターとなっています。この場所からトヨタ本社の建物がみえます。

170814明和2丁目



【2発目】午後2時58分 矢作川左岸

 矢作川と巴川が合流するあたりが、落下地点です。フォレスタヒルズの入口近くです。東海環状自動車道がそばを通っています。渡刈グリーンセンターがみえます。当時、渡合町の半数にあたる12件が全焼しました。

170814矢作川



【3発目】午後3時1分 トヨタ本社工場

 2発は工場直撃はまぬがれましたが、3発目はトヨタ本社工場に直撃しました。写真の右奥の白い建物の辺りに落下しました。左はトヨタ労組の会館施設「カバハウス」です。

170814トヨタ本社


【午前中】名鉄三河線竹村駅

 パンプキン爆弾ではありませんが、8月14日午前中に名鉄三河線竹村駅付近を走る列車を米軍が攻撃。2人亡くなりました。今でも、のどかな畑が広がる竹村駅付近ですが、ここに米軍機が飛んでくる怖さを思います。

170814竹村駅


 長く核兵器をなくす運動を進めてきたので、自分の住む豊田の街と原爆の関係を考えたくて、落下地点を回ってみました。核兵器禁止条約を採択した今年だからこそ、無性に。

 残念ながら、世界には戦争がいまだに起きています。戦争でトヨタの車が使われているのを映像でみます。とても心が痛みます。トヨタの車は、平和な社会と世界のために使われてほしいと願わずにいられません。

 そして、トヨタは日本だけでなく世界を代表する企業です。模擬原爆の被害を受けた経験をもつトヨタには、核兵器禁止条約批准を世界各国政府に迫るぐらいの「ピース・カンパニー」であって欲しいです。
[2017/08/14 05:34] | 戦跡 | トラックバック(0) | コメント(0) |
【小学校のそばに弾薬庫】
  4月8-9日の生協労連の平和のつどい『ピース・ミーティング』でのフィールドワークについて綴っています。次に陸上自衛隊の春日井駐屯地を見学しました。

170413弾薬庫


  写真左が春日井駐屯地。左奥の土手は弾薬庫です。右手の建物は小学校の体育館であり、「弾薬庫と体育館が隣り合わせ?!」と参加者から驚きの声があがりました。

  春日井駐屯地は陸上自衛隊の第10師団のひとつです。市街戦を想定した戦闘訓練が行われており、迷彩服をきた自衛隊が街中を歩いています。陸軍第10師団の自衛隊は、アフリカ・南スーダンPKOにも派兵されています。戦争法の具体化がすぐ隣にあります。
 
 今回のフィールドワークを通じて、「戦争に加担している愛知県」の実態を学びました。愛知県は「ものづくり」の県が特徴です。しかし、戦争を支える「ものづくり」は私たちの望むものではありません。平和のために使われなくてはいけません。

今後も愛知から平和と憲法をまもっていこうと決意をあらたにしました。

[2017/04/13 05:32] | 戦跡 | トラックバック(0) | コメント(0) |
【小牧基地から戦場へ】
 4月8-9日の生協労連の平和のつどい『ピース・ミーティング』が開催されました。

 つどいでは、愛知県の小牧基地と春日井駐屯地見学のフィールドワークへ。愛知県は軍需産業が盛んな県であり、「戦争できる国づくり」がすすむなか愛知県では軍事強化がすすんでいます。

170412小牧基地

 全国から集まったなかまからは「愛知県は世界の戦場につながっている」という声がきかれました。

 フィールドワークについて少し紹介します。まずは、小牧基地から。

 小牧基地は愛知県が管轄する県営名古屋空港を利用しており、軍民共用空港です。主に後方支援を任務としています。

 戦闘地域への武器弾薬の輸送や空爆を行う戦闘機への空中給油を行うために、日本で唯一空中給油機KC-767と、C-130H輸送機が配備されています。南スーダンへもC-130H輸送機は飛んでいます。


 空中給油機KC-767。4機配備されています。軍機の特徴として窓がありません。

170412KC767.jpg


 C-130H輸送機は見つけられにくいように空の色と同系色です。

170412C130H


 フィールドワークでは、両機ともみることができました。小牧基地から、世界の戦場に飛び立っていることを実感できました。急に戦場が身近に感じました。

[2017/04/12 06:03] | 戦跡 | トラックバック(0) | コメント(0) |
【豊田戦跡めぐり④ ずしりと重いパンプキン爆弾】
 国会での与党のTPP強行採決に怒る朝を迎えています。おごりも甚だしい。ますます日本の暮らしと未来に不安をもたざるをえませんが、ここはたたかわなければ。

 さて、「豊田・戦跡めぐり パンプキン爆弾の跡地をめぐる」について綴っています。

 最後に向かったのは、矢作川と巴川が合流するあたりです。落下地点は矢作川の川岸です。

161105矢作川

 私たちは渡合町という集落全体がみえる場所に車をとめました。渡合町の半数にあたる12件が全焼しました。あたりに爆弾の破片が広範にとんできて家々に突き刺さりました。矢作川から渡合町は結構な距離があります。爆弾の破壊力のすさまじさを感じます。

161105渡合町


今回、パンプキン爆弾の破片をTさんからみせていただきました。渡合町のある自宅を改装する際に、Tさんに提供されました。手に取ってみると。小さいものですが、大変ずしりと重いものでした。これが直撃したらと思うとぞっとします。

161105パンプキン爆弾

 証言によれば当時、川遊びをしていた子どもたちが2人なくなりました。

 ある証言によれば「村では火の手があっちでもこっちでもあがった。村には男衆は戦争や徴用に行っていなかった。火消しにがんばったのは、朝鮮の人たち。村にはたくさんの朝鮮人家族が住んでいた。今町側が大火事にならなかったのは、朝鮮のひとが頑張ってくれたから」。トヨタでも、朝鮮から動員が行われていたことに驚きました。

 以上、『トヨタの戦跡めぐり パンプキン爆弾の跡地をめぐる』のレポートでした。

 地元豊田市にはまだ戦跡が多く残っています。あらためて調べていくなかで、戦争を身近にとらえることができました。

 残念ながら、世界には戦争がいまだに起きています。その際に、トヨタの車が使われているのを映像でみます。とても心が痛みます。トヨタの車は、平和な社会と世界のために使われてほしいと願わずにいられません。

[2016/11/05 06:33] | 戦跡 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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