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城址とガラ紡の里山暮らし
愛知県豊田市松平。徳川家のルーツにあたる里山です。その里山に2014年から暮らしはじめた家族のどたばた。松平で祖父が営んできたガラ紡のあれこれ、松平のなかでも大給城址の季節の移ろいを紹介していきます。
 ツリーハウス 野イチゴ
 今日から七十二候で「紅花栄」(べにばなさかう)。紅花の花が咲き誇る時期といわれています。

 色は違いますが、紅花はあざみと似ていますね。花の形も刺があるのも。こちらで身近に紅花をみませんが、ジブリ映画『おもひでぽろぽろ』の紅花摘みのシーンのような光景をみたいものです。

 さて、今年度から参加しているツリーハウスづくり。第2回が開催され豊田市旭地区へ出かけました。今回も多くの家族が参加しました。

 私の担当は草刈りでした。秘密基地の周辺を草刈機の音を響かせました。

 他の家族は、ツリーハウスづくりと森林整備へ。

 写真の斜面は、整備をしてロープなどをつかった登り道(チャレンジコース)をつくる予定です。

150526斜面

 
 ツリーハウスは梁づくりがはじまりました。

150526梁

150526ツリーハウス

 子どもたちはタケノコの丸焼きを楽しんでいました。

150526たけのこ
 
 さて、ツリーハウスの周りには野イチゴ(シロバナヘビイチゴ)の赤い実が広がっていました。

150526野イチゴ


 娘は野イチゴ摘みに夢中になり、山の奥までずんずん入っていきました。

150526野イチゴ摘み


 今回のツリーハウスづくりでは、豊森つながりで参加された家族との広がりができました。来月も楽しみです。

[2015/05/26 06:15] | 森林 | トラックバック(0) | コメント(0) |
『よみがえる里山 三河の70年』
 雨での新年度スタートでしたね。スタートにあたっていろいろとあるものです。気持ちと体のバランスに注意したいものです。

先月、中日新聞の豊田版に『よみがえる里山 三河の70年』が連載されていました。
 
 県内は面積の4割を森林が占めるその大半が三河だ。かつて栄えた林業は輸入材に押され、見る影もない。だが、エネルギーの地産地消をはじめ、世の中はじわじわと変化しつつある。
 
 そして里山復活の兆しが特集されています。

 内容は、

「ほんのり」:ペレット・薪 燃料は地産

「まっすぐ」:林業の栄枯盛衰見つめ

「もりもり」:「モリ券」で地域活性化

「ぐるぐる」:熱源サイクルを夢見て

「コツコツ」:「山に仕事があれば」


150402記事

 旭地区の「木の駅プロジェクト」やIターンなどで林業に携わる若者が紹介されています。

 今回の記事は名古屋版で紹介されていないと思われますが、三河の里山に身を置くと、薪や山林の価値があらためて見直されていると感じます。
 
 記事のなかには「手も付けられない山は、マイナスの資産でしかなくなり、誰の山のことは考えたくない状況にある。でも、一人で悩むより、仲間と一緒に木の駅に参加してみれば、あきらめはなくなる」という記述があります。

 こちらに住んでいると、受け継がれた山の管理に悩む人が多いと知りました。

 でも、我が家が薪ストーブを設置しただけでも、周りから間伐材をいただけます。そのうえ、山が間伐によって光が入るようになり、きれいになっていくことを実感しています。

 「山の時代が再び来る」という記述がありましたが、私もそう感じます。

[2015/04/02 06:35] | 森林 | トラックバック(0) | コメント(0) |
「薪あります」
 我が家の裏山に炭焼き小屋があります。定年退職をした地元のみなさんが、グループをつくって炭づくりを楽しんでいます。

 そのグループのみなさんが、炭用木材の確保とあわせて裏山を間伐されていました。

150322作業


 我が家にもトラック3杯分の間伐材をおすそ分けしていただきました。ありがたいことです。

150322間伐


 最近は、松平でも「薪あります」という看板をみるようになりました。

150322看板


 「里山資本」が見直されている時代のなか、薪はスモールビジネス(小遣いかせぎ)として有効かもしれませんね。我が家も「薪あります」と看板をつけようかしら。

[2015/03/22 07:49] | 森林 | トラックバック(0) | コメント(0) |
 薪割り急募
 今日から七十二候で、霞始靆(かすみはじめてたなびく)。しばらく雨が降りましたが、こちらは山が霞んでいました。

 高速道路では「キリ注意」と案内されますが、「霧(きり)」は秋の言葉。春は、同じ気象現象でも「霞(かすみ)」といい、春と秋では違うそうです、

 さて、松平郷から「間伐するから木をもっていっていいよ」と連絡をうけました。この時期、松平郷では間伐作業が行われ、シルバーのみなさんの仕事づくりになっています。

 軽トラックでいくと、ゴロゴロと間伐材が転がっていました。

150224間伐材

 ちょうど8人ほどのシルバーさんが作業をしていました。

150224作業


 協力いただいて、軽トラック3杯分もいただきました。

150224軽トラック


 そのなかのお一人Fさんと知り合いました。

 Fさんは薪ストーブ歴6年。今年から松平の薪ストーブなかまと薪づくりネットワークをつくり始めたそうです。

 「山が手入れされるには、薪ストーブの設置が一番いい」と話されるFさん。私もさっそくそのネットワークのなかまになりました。

 少しでも松平の山をきれいにしたいと願う地元の方と知り合ってうれしいです。

 さて、軽トラック3杯分もいただくと、我が家の薪小屋前は間伐材がてんこ盛り。

150224薪

 昨日は一日玉切りをしましたが、作業が追いつきません。

 そこで「薪割りしたみたい!」という方を急募いたします。ウグイスをききながら薪割りいかがですか? 薪カフェでおもてなしいたしますよ。


[2015/02/24 06:29] | 森林 | トラックバック(0) | コメント(0) |
山主自力間伐講座⑳ 団地間伐
 長く山主間伐講座について綴ってきましたが、今回で最終回です。

 講座で私が知りたかったことが2つあります。

 ひとつは、繁殖する竹林の整備はどうすすめるのか。残念ながら、竹林整備は解決につながる事業はないようです。

 ふたつめは、個人では難しい間伐を具体的にどう進めるか。

 森林組合に施業委託をする場合でも、自力でする場合も、0.05ha以上の山林の手入れがすると補助金があるそうです。

141104手入れ


  また、団地間伐といって、町や自治区単位で森づくり会議という組織をつくり、間伐をすすめる制度もあると知りました。

141104森の団地

  我が家の場合、共有林での所有がほとんど。そもそもどんな管理になっているのか、よくわかりません。

  ただ、間伐を必要とする山々であるのは事実です。

  豊田市内の山々も木材の暴落や代が変わって管理があいまいになり、文字通り「あとは野となれ山となれ」という山々が数多くあります。

  その結果、手入れがされずに地滑りが起きる危険もあります。イノシシや鹿も繁殖するようになってしまいます。

  せめて、自分たちの自治区の山々は協力し合って整備したいものです。

[2014/11/04 05:15] | 森林 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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プロフィール

おぎゅうびと

Author:おぎゅうびと
1971年生まれ。2014年に名古屋から松平地区へ移住。明治時代より続いたガラ紡工場の孫(工場は2000年に廃業)。大給城址のふもとで里山暮らしをしつつ、ブログを日々配信。

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