城址とガラ紡の里山暮らし
愛知県豊田市松平。徳川家のルーツにあたる里山です。その里山に2014年から暮らしはじめた家族のどたばた。松平で祖父が営んできたガラ紡のあれこれ、松平のなかでも大給城址の季節の移ろいを紹介していきます。
駒ヶ根へ⑥ 花桃
  今日から七十二候で『牡丹華』(ぼたんはなさく)。花々がみごとな季節となりました。GW前半は天気が良くて、私たちも移住地で家づくりの準備を進めることができました。

 さて、駒ヶ根では少し足をのばしてみました。

  ミュージアムのすぐ隣には『駒ヶ根ふるさとの家』という体験宿泊施設がありました。うさぎ・やぎ・にわとりが飼われていました。薪ストーブやいろりもあり、みそや豆腐作りも体験できるそうです。

130430ふるさとのいえ

 また、ブログ友だちのスナフキンさんの案内で「花桃の里」へ。ちょうど満開の季節で、山道を走っていくと突然、色とりどりの花桃が広がりました。

130430花桃



 山々にはまだ雪が残っていましたが、『ザ・春』という風景を堪能しました。
[2013/04/30 07:02] | ガラ紡を訪ねて・駒ヶ根編 | トラックバック(0) | コメント(0) |
駒ヶ根へ⑤ 絹も綿も
  絹の糸をあらためてみると、綿とは違ってつやがあり、上品な感じがします。

  絹も綿も同じ天然繊維ですが、絹は動物繊維、綿は植物繊維です。比較してみると、糸にも違いがあるのだなぁ、と感じました。

130429絹糸


 展示には、昔ながらの道具もありました。綿と絹の違いはあるにせよ、昔から身近にある営みなのですね。

130429道具

  ただ、絹も綿も共通しているのは、自給率の大幅減少です。綿の自給率が0%なら、絹の自給率も1%程度とのこと。食もそうですが、衣や糸を取り巻く自立の厳しさを思い知りました。

[2013/04/29 06:56] | ガラ紡を訪ねて・駒ヶ根編 | トラックバック(0) | コメント(0) |
駒ヶ根へ④ カード機
  ガラ紡で糸を紡ぐには、よりこづくりが大切です。

  絹も同様なのでしょう。ガラ紡機の横には、よりこづくりをする機械らしきものがありました。

  繭とブラシもあります。

130428カード機


  解説を読むと、この機械は「電動的手工カード機」というそうです。

  「サンプルローラーカードを併用し綿化すると、均一的な帯状の繭層(けんそう)ラップとなります」と解説にあります。

130428解説

  綿化? 繭層? ラップ?

  専門用語はよくわかりませんが、おそらく、よりこづくりの原理は綿と一緒と思われます。
[2013/04/28 08:15] | ガラ紡を訪ねて・駒ヶ根編 | トラックバック(0) | コメント(0) |
駒ヶ根へ③ 絹ガラ紡
  絹ガラ紡は、想像していた「アナログ」とは異なっていました。

「小型ガラ紡績機」というかなり機械化されたものでした。


130427絹ガラ紡

  ガラ紡は手紡ぎの風合いがでるのが魅力ですが、機械化されたガラ紡の糸がどんな感じかちょっと想像ができません。

  展示解説によれば、ガラ紡機にかけると「膨らみと柔らかさが増し、通気性と保湿性のある絹の光沢を持った生地」になるそうです。

  文章では「地場産業としての発展が期待されています」という結びです。


130427解説 

 ということは、今でも使われているのでしょうか?
[2013/04/27 06:58] | ガラ紡を訪ねて・駒ヶ根編 | トラックバック(0) | コメント(0) |
6歳になります
  駒ヶ根訪問を綴っている途中ですが、今日は特別な日。

  娘の誕生日です。6歳になります。

  我が家では、娘の成長を毎月1~2枚ポストカード(我が家では、はがき新聞といっています)をつくってジジババに送っています。それがちょうど100号になりました。よく続きました。

130426はがき

  今月初めに娘を交通事故にあわせてしまいましたが、命が助かっただけに今日の誕生日は奇跡に感謝する一日します。
 保育園では、娘が主役になる一日。とても楽しみにしています。
[2013/04/26 08:00] | 節目に | トラックバック(0) | コメント(0) |
駒ヶ根へ② 蚕の展示
  今日から七十二候で『霜止出苗』(しもやんでなえいずる)。霜が終わって、稲の苗が生長するころです。移住地では田おこしが始まって、カエルが鳴いていました。
体調を崩しやすい時期でもあります。みなさんは大丈夫ですか?

 さて、シルクミュージアムでは、まずは腹ごしらえ。こちらのバイキングは、地元の野菜などが使われており、おすすめです。いつも人気なのだそうです。

  そして、ミュージアムへ。入口には全国各地の反物が飾られてトンネルとなっています。

130425入口

  続いて、蚕農家の再現されたり、蚕の模型があったりしながら、絹を十分に学ぶ施設になっています。

130425蚕農家①

130424蚕模型



  今回の目的である、絹ガラ紡の展示はすぐにみつかりました。(続く)
[2013/04/25 06:31] | ガラ紡を訪ねて・駒ヶ根編 | トラックバック(0) | コメント(0) |
駒ヶ根へ① 駒ヶ根シルクミュージアム
 ひょんなことから、「絹ガラ紡」というものがあると知りました。

 場所は信州駒ヶ根にある「駒ヶ根シルクミュージアム」。もともと、伊那谷は養蚕・製糸産業の街でしたが、この地域の養蚕の文化を後世に残そうと建てられたそうです。

130424シルクミュージアム


 名古屋はすでに桜は散ってしまいましたが、新緑がまぶしく花桃が満開の駒ヶ根へ出かけました。中央道のドライブはとても気持ちがよいものでした。名古屋から約2時間で到着しました。(続く)

[2013/04/24 05:49] | ガラ紡を訪ねて・駒ヶ根編 | トラックバック(0) | コメント(0) |
岩谷山⑥ 低登山とはいえ
 引き返そうと思って、後ろを振り向くと、降りてきたルートがどこかわからなくなってしまいました。

130423どこ?


 「とにかく、登ればルートがみあたる」と考えましたが、いけどもそのような場所がみあたらず。

 「いったい、どこにいるんだろうか…」と不安になりました。そんななかで、ようやくみつけたお地蔵さん。本当に救われた気がしました。

 低登山とはいえ、あなどってはいけません。

  • ケガをしたとき、
  • 迷ったとき、
  • 熊・猪・蛇・蜂にであったとき、

 それぞれのアクシデントにあったときのための用意をし登らないと大変ですね。それに、一人だけの山登りも経験がないと危ないと知りました。

 まったく、山登りの経験のない私にとって、いい勉強になりました。
[2013/04/23 05:26] | 松平の紹介 | トラックバック(0) | コメント(0) |
岩谷山⑤ 滑落したら…
 ルート案内は、左が大給城。しかし、道がみあたりません。

130422案内


 「まぁ、なんとかなるか」と歩いていきましたが、途中は、崖・岩・竹…。

 足元にはすべりやすいどんぐりの落ち葉がいっぱいですし、とにかく急傾斜です。

 木々に囲まれて遠くも見通せません。

 地図によれば、このまま下りればいけるようです。スマホにあるGPS機能でのマップでも、距離としてはそれほど遠くないはずなのですが…

 しかし、このまま岩から滑落したら、誰も発見してくれないでしょう。「引き返そう」と決意しました。(続く)

[2013/04/22 06:19] | 松平の紹介 | トラックバック(0) | コメント(0) |
岩谷山④ 鯖大師
 お地蔵さんのなかには、ユニークな「鯖大師」なんてのも。

 
130421鯖大師①

 そのお地蔵さんは、手に鯖をもっていました。

130421鯖大師②
 

 しばらく歩くと、頂上へ。

130421頂上

 ベンチがあったり、松平中学校の中学生による俳句が取り付けられたり、松平ウォークのみなさんの飾りがあったり、と地元に愛されていることがわかりました。
 
 途中、岩をくぐったり、岩の割れ目を蟹歩きしたり、切り立った岩肌を歩いてドキドキしたりしました。

130421岩

 

 ところで、私の目的は、岩谷山から大給城へ歩くこと。案内にしたがって歩いたつもりだったのですが…(続く)
[2013/04/21 06:54] | 松平の紹介 | トラックバック(0) | コメント(2) |
岩谷山③ お地蔵さんと巨石
 今日から二十四節気で『穀雨』。そして七十二候で『葭始生』(あしはじめてしょうず)です。「葭が芽を出し始めるころ」ですが、緑がとても鮮やかになりましたね。

 岩谷山を歩くと、お地蔵さんが道沿いにあります。それぞれに番号がついており、88番まであるようです。

130420お地蔵さん①


 とにかく、歩いて驚くのは巨大な岩・岩・岩。そして「どうしてこんなところに???」というところにお地蔵さんがあります。

130420お地蔵さん②

130420お地蔵さん③


 岩登りをする方にとっても魅力的なのでしょうが、これほどの巨石には昔から何かパワーを感じるのでしょうね。(続く)
[2013/04/20 06:15] | 松平の紹介 | トラックバック(0) | コメント(0) |
岩谷山② 入口
  岩谷山への入口は、九久平小学校近くにありました。案内が次のように書かれています。

130419入口 

岩谷山(いわやさん)

 岩谷さんは、全山が露出した花崗岩の巨岩でできていいて、ところどころ絶壁となっています。岩と岩が重なり接し合い、その間に洞窟があって弘法大師や観音菩薩が祀ってあり、別名弘法山または観音山と呼ばれています。
 山頂から四季おりおりの眺めはすばらしく、最近では、岩を素手で登るフリークライミングの練習場としても親しまれています。

 豊田市

 


  入口には、杖も用意されています。
130419杖


  さっそく急な道となっています。(続く)

[2013/04/19 06:13] | 松平の紹介 | トラックバック(0) | コメント(0) |
岩谷山① 竹炭小屋
 手続きだけで4ヶ月かかりましたが、やっと豊田市役所から移住地での建設許可がおりました。

 確認のために、予定地を訪問。

 せっかくの新緑の季節です。松平ウォークの会のみなさんが『辰の径』となづけているハイキングコースを歩くことに決めました。とはいえ、全部歩くと6時間かかるそうなので、移住地近所にある岩谷山に挑戦。

 さっそく歩くと、移住地のすぐ裏手に地元グループの方が行っている、竹炭小屋をみつけました。

130418竹炭小屋

 驚きました。こんな近くにあるとは…とっても興味があるので、いずれ教えてもらいたいです。(続く)

[2013/04/18 05:49] | 松平の紹介 | トラックバック(0) | コメント(0) |
松平郷・春祭り③ メッセージ花火
  手筒花火では「メッセージ花火」が行われました。

  誕生日・就職・結婚など、人生の節目にあたるメッセージが紹介され、それを祝って打ち上げるというもの。メッセージ紹介がマイクで保存会から行われるのですが、これがユニークでした。ときおり、会場から笑い声がおきていました。

  最後は「松平郷」という字が浮かびあがりました。

130417松平郷


  さて、娘にとって楽しかったのは、筍ご飯とサンドイッチを、桜をみながら食べたこと。手筒花火が始まる前に会場で購入し、「おいしいね」といいながら完食。それで満足した様子。
  手筒花火が始まってしばらくすると寝てしまい、私はずっと抱っこしながらの見物でした。ほとんど写真も撮れずじまい(泣)。

  来年は、娘の友だちにもみせてあげたいと思いました。

[2013/04/17 06:13] | 松平の紹介 | トラックバック(0) | コメント(0) |
松平郷・春祭り② 手筒花火
 三河地方では手筒花火は、よく知られています。松平には『松平郷手筒保存会』があります。
 女人禁制だった保存会も、今年からは女性2人が入られたそうです。

 手筒花火用の筒は、竹で出てきています。節をとって火薬をつみこみます。点火すると筒を人が抱きかかえて、火の粉が10メートルほどの高さまで舞い上がります。やがて爆音を立てて筒が抜けます。火の粉が舞いあがる間は「わっしょい わっしょい」と声をあげます。

130416手筒花火



 昨年初めてみましたが、美しい火の粉にみとれました(続く)。

[2013/04/16 05:14] | 松平の紹介 | トラックバック(0) | コメント(0) |
松平郷・春祭り①
  今日から、七十二候で『虹始見』(にじはじめてあらわる)。雨の降ったあとに、虹があらわれる時期になります。だんだん暖かくなってきましたね。

 昨日は、娘がワラビを採ってきたので、ゆでて酒のつまみにしました。

130415ワラビ  娘の採ったワラビ

 さて、松平郷では4月13日(土)・14日(日)に「権現祭(ごんげんまつり)」(春祭り)が開催されました。約400年受け継がれている祭だそうです。

  毎年、徳川家康の命日である4月17日直前の土・日曜で行われます。見所は13日(土)夜に行われる手筒花火です。

  私は土日とも仕事でしたので、「せめて手筒花火でも…」と土曜日は仕事を終えて、すぐに松平へ。(続く)
[2013/04/15 07:15] | 松平の紹介 | トラックバック(0) | コメント(0) |
郡上へ⑭ 後日談
 郡上からの帰り道、叔父がちょっと興奮していました。

 というのも、平野さん宅でガラ紡が見直されている事実を目の当たりにしたからです。そして、「今日のお礼に、まんじゅうを贈りたい」といいだしました。

 確かに、手土産を持参せずに家族6人で突然押しかけたのは大変失礼でしたが…。

 叔父は、祖父祖母を亡くしてからガラ紡工場や家を取り壊す決断をしました。口では、「ガラ紡なんて…」といっていましたが、叔父には時折ガラ紡を営む家に生まれたプライドや誇りをときどき感じてきました。私がガラ紡に興味を持ち出したのは意外だったようですが、満更でもない様子でした。
 そして、実際に今もガラ紡が大事にされているのを知り、さぞうれしかったのでしょう。
 
 叔父は松平の徳本まんじゅうを平野さんに贈りました。後日、平野さんからご丁寧なはがきが届きました。大変やさしい字でした。必ず、また石徹白に行こうと決めました。

 平野さん宅を訪問したのは、2年前に東日本大震災が起きた3月11日でした。そんな、命やエネルギーのありようを誰もが突きつけられた日に、平野さん宅で小水力発電やガラ紡つながりができたのも縁です。
 
 この縁は大事にしたいです。(郡上へ編 終わり)
[2013/04/14 16:46] | 郡上へ | トラックバック(0) | コメント(0) |
郡上へ⑬ 白山神社
 そろそろ、失礼する時間となりました。

 「せっかくなので白山神社をご覧になってください」と平野さんからご紹介いただきました。

 石徹白地域は白山信仰が古くからあり、その神社はとてもすばらしいそうです。

 「今は雪のなかにあり神社には入れませんが、遠くからでも眺めてみてください。春になったら、ぜひお越しください」との言葉。

 再び訪問することをお約束し、白山神社へ向かいました。

130413白山神社


なるほど、杉の大木に厳かな気分になりました。

130413大杉


季節が良くなったら、再び訪ねたくなりました。
[2013/04/13 07:07] | 郡上へ | トラックバック(0) | コメント(0) |
郡上へ⑫ 祖父祖母
  その本のタイトルは、北野進著『臥雲辰致とガラ紡機~和紡糸・和布の謎を探る』(アグネ技術センター)です。

130412本


  ガラ紡機を発明した臥雲辰致の生涯と、地球と人に優しい和布としてガラ紡が現在注目されている内容が掲載されています。

  ページをめくっていくと、母が「あっ、おとうちゃんとおかあちゃんだ」と高い声を出しました。

  そのページには、著者が祖父の工場を訪ねている様子が綴られていました。

130412祖父祖母





  明治村・堀金村にある、祖父のガラ紡機も載っていました。

  叔父はその本をマジマジと、目を細くさせて眺めていました。

  ここでまさか、祖父祖母と出会うなんて…縁を感じました。(続く)
[2013/04/12 06:32] | 郡上へ | トラックバック(0) | コメント(0) |
郡上へ⑪ ガラ紡談義
 平野さん宅には、まだ生まれたばかりの赤ちゃんがいました。まだ産後の大変ななかで、パートナーの方もあたたかく出迎えてくださいました。

 薪ストーブがありました。とても居心地のよい空間です。

130411薪ストーブ



 その後は、ガラ紡談義。さまざまな布をみせてもらいました。「とてもガラ紡は風合いがいいんです」とうれしい言葉。ガラ紡といえば、軍手やふきんのイメージがあるのですが、すてきな服にも使われるのですね。

130411布



 私も、これまで自分が調べてきたガラ紡のあれこれを、饒舌に語ってしまいました。

 「そういえば、こんな本があるのですよ」とある一冊の本をみせていただきました。(続く)

[2013/04/11 05:54] | 郡上へ | トラックバック(0) | コメント(0) |
郡上へ⑩ ガラ紡つながり
 今日から七十二候で『鴻雁北』(がんきたへかえる)「雁(がん)が北へ帰る」という意味ですが、今年の春はあたたかいので、もう冬鳥たちは北国へ帰ったかもしれませんね。

 娘の件ではご心配をかけました。みなさんからのメッセージは、とてもうれしかったです。特に保育園のお友だちママみなさんの言葉には感謝です。
 
 保育園生活は残り1年です。ゆり組全員が無事に卒園を迎えられますように。心から。
 
 さて、郡上の訪問の続きです。

 平野さんのパートナーは、ご自宅で洋品店を営んでいました。これまで私がガラ紡を調べていく上で出会った、河合和紡績の河合さんや、『本気布』の稲垣さんともお知り合いとのこと。そんな奇遇があるのですね。
 平野さん:「自宅で洋品店を営んでいるのですが、ガラ紡つながりで我が家にきませんか」。
 
 不躾ながらお言葉に甘えて、家族6人全員でお邪魔することにしました。

 平野さん宅は、とても味のある古民家でした。

130410平野さん宅②


(続く)

[2013/04/10 06:31] | 郡上へ | トラックバック(0) | コメント(2) |
奇跡です
 郡上での出会いを綴っている途中ですが、どうしても記録しておきたい出来事が起きました。

 昨夕、娘が交通事故にあいました。娘の友だち宅に親子3人で向かう途中でした。はじめての場所なので、妻は車を降りて家を探していました。妻のもとへいきたがる娘に「きちんと右左をみて渡るように」と言い聞かせていたのですが…

 手を上げながら、妻のもとへ駆け出す娘が私のバックミラーにうつりました。前方からワゴン車がおよそ時速40キロで走ってきました。

 急ブレーキ音。

 鈍い音。

 妻の悲鳴。

 頭が真っ白になりました。

 娘は横たわっていましたが、幸い意識はありました。顔は傷だらけ。靴はぬげて飛んでいました。近所に「救急車を呼んでください」と大声で叫び、泣きじゃくる娘を抱きしめていました。(後で知ったのですが、飛ばされた娘は駐車していた車にもぶつかっていました)

 「どこも痛くない。救急車に乗りたくない」という娘でしたが、なだめて一緒に病院へ。救急車内では「寝たい」という娘。しかし、内出血や脳の状態がまだわかりません。「お父さん、頑張って娘さんを起こしておいてください」と救命士からアドバイスをうけ、ずっと抱きしめていました。

 病院の救急治療室で診察をうけ、CT・エコー・レントゲンでチェック。奇跡的に顔と手足の擦り傷ですみました。医師からは「普通ならこんな程度ではありえない」とのこと。警察・保険会社・運転されていた方も病院へ。今後の段取りを確認しました。本来は入院して様子をみるのですが、診断結果と娘が家に帰りたがるのを考慮して自宅へ帰りました。

 夜8時過ぎに帰宅。「検査では判明できない傷があるかもしれないので、今夜は痛がったり吐いたりしたらすぐに病院に連れてくるように」といわれました。何があってもいいように添い寝をしました。

 しかし、眠れません。

 事故の模様がフラッシュバックされ、「すまない」と思うばかりです。
寝不足のまま、朝を迎えました。幸い娘は、痛がる様子はありません。朝食も食べました。

 午前中に病院へ。再検査をして異常がみあたらないと診断されました。とにかくホッとしました。

 午後は調書作成のために守山警察署へ。「昨日の管内人身事故は3件」とありましたが、そのうち一つは我が家です。調書とは事故の記録作成なのですが、そのときのシーンが思い浮かび、すっかり私は動揺してしまいました。警察官の担当者は「私も娘さんと同じ歳に交通事故にあったのですよ。今日の経験は必ず生きますから」と私をなぐさめてくれました。

 保育園にいき報告。担任のO先生が涙ぐみ、ケガですんだことに安堵してくれました。保育園でも、情報の少ないなかで心配をして下さっていました。明日から保育園をお願いすることにしました。

 親としては「その場で、親がふたりもついておきながら…」「なぜ一緒についていかなかったのか」と責める気持ちが募ります。ましてや、交通安全には人一倍教育してきたつもりでした。

 それでも娘は飛び出してしまいました。

 言葉だけで伝えていても事故は防げません。「そのような場」では、絶対に子どもの手を離してはいけないのです。この教訓を、ぜひ同じ頃の子どもを持つ親のみなさんに伝えたいです。

  さて、親として悔恨の念は続くのでしょうが、幸い娘は命を落とさず後遺症も心配ないようです。きっときっと、娘がこの世に生きていく使命があるから、奇跡が与えられたと信じます。

 娘のためにいろいろ手配していただいたみなさん。心配していただいたみなさん。この場を借りてお礼申し上げます。


130409どびだししません
[2013/04/09 17:30] | 節目に | トラックバック(0) | コメント(0) |
郡上へ⑨ 水車型小水力発電
  平野さんから、もう一つ案内いただいたのは、水車による小水力発電です。 


130408水車 

  隣にある農産物加工場の電気がこの水車発電でまかなわれています。 


130408加工場 
 
 ガラガラバッシャバッシャと一定の速度で動く水車。母がまず発した言葉は「うわぁ、懐かしいなぁ」

  水車は祖父のガラ紡工場での大事な動力で、今は発見館に展示されています。母や叔父が小さい頃から親しんだ水車。私も幼い頃には「あたりまえに」あった水車が、いまの時代になってエネルギーとして見直されていました。

  • 私「実は水車は、私の祖父の家にありました。ガラ紡を営んでいたのです」
  • 平野さん「えぇ~! ガラ紡ですか。実は大変関心があります」


(続く)
[2013/04/08 06:12] | 郡上へ | トラックバック(0) | コメント(0) |
郡上へ⑧ らせん型小水力発電
 現地で待っていただいたのは、なんと新聞記事に載っていた平野さんです。

  • 平野さん「本当は理事長がご案内するのがいいのですが、あいにく都合がつかなくて」
  • 私 「いえいえ、とんでもございません。こちらこそ突然の訪問で恐縮です」

 あいさつは、そこそこにさっそく小水力発電について説明をききました。

 この小水力発電は2007年夏ごろに設置されました。「らせん型」と呼ばれています。

130407らせん


 農業用水路に発電用の水路を設置。50センチほどの落差を利用して、らぜん型をした金具が回り発電します。だいたい900Wぐらい発電し、近くにある1軒分の自宅の電気供給をまかなっているそうです。

130407小水力発電 


 太陽光は昼間に4時間ほどしか発電しませんし、天気しだいでは発電はあまりされません。一方、小水力発電は水が流れている限り24時間安定して発電できるのも特徴です。(続く)
[2013/04/07 18:33] | 郡上へ | トラックバック(0) | コメント(0) |
郡上へ⑦ 石徹白(いとしろ)
 翌日は家族6人で出発。石徹白(いとしろ)へは白鳥町中心部から一本道ですので、わかりやすいです。

  一番心配していたのは、雪。名古屋に住む私たちのタイヤはノーマル。スタッドレスでないと無理ではないか、と心配していました。事前に社長さんから「道は大丈夫」という言葉を信じて向かいましたが、山を登るとだんだん雪深くなっていきました。

 幸い道には雪はなく、すてきな雪景色が広がっていました。

130406雪景色

 「石徹白に工務店があって、そのあたりに小水力発電があるから」という社長さんのいうとおり、雪の中にある小水力発電の場所に到着しました。

130406小水力発電

(続く)


[2013/04/06 06:35] | 郡上へ | トラックバック(0) | コメント(0) |
郡上へ⑥ 山並み・長良川・薪ストーブ
 今日から二十四節季で『清明』
 そして七十二候で『玄鳥至』(つばめきたる)です。
 
 鳥のさえずりがあちこちで聞かれるようになりましたね。もう鯉のぼりをあげている家をみました。桜は満開ですが、新緑の季節にもなりましたね。

 さて、その日は白鳥町内の旅館で家族6人ゆったり過ごしました。近くには長良川が流れていました。
 
 天気が良くなったので散歩へ。薪ストーブの家をあちこちにみかけました。

130405薪ストーブ


 社長さんによれば、白鳥町では薪ストーブ設置には助成があるそうです。

 薪の販売所もありました。

130405薪
 

 まだ雪が残る白鳥町で、山並みと長良川と薪ストーブがとても似合う風景でした。

[2013/04/05 06:33] | 郡上へ | トラックバック(0) | コメント(0) |
郡上へ⑤ 地元のつながり
 とはいえ、石徹白へ訪問は事前にアポイントをとってはいませんでした。

 現地へいけば何とかなると楽観していましたし、事前に社長さんに石徹白の場所や状況(雪など)をうかがってから判断しようと考えていました。

 三光工務店さんを見学後、一緒に食事会をしました。私たちの家づくりへの思い、社長のこだわりなどを交流しました。

 私  「明日は石徹白にいって小水力発電や水車をみにいく予定です」

 社長:「小水力発電の方、よく知っていますよ。私から電話をしましょうか」

 

 なんということでしょう。やはり現地にいくとなんとかなるものです。

 その場で電話をしていただき、「では、明日現地10時で」(続く)
[2013/04/04 06:36] | 郡上へ | トラックバック(0) | コメント(0) |
郡上へ④ 水車を再生のシンボルに
 新聞記事を要約すると

  • 石徹白(いとしろ)は白山の南の集落で、白山を神として信仰し独特の文化と自治が成立。戦後の高度成長で若者が外に出てしまい、過疎と高齢化に悩むありふれた農村の一つになった。

  • この地域を再生させたいという石徹白の方々の切実な願いにこたえようと、2007年からNPOの一員として、かつてあった水車を温故知新で地域再生のシンボルにした。農産物加工所の復活、カフェを定期的に開くなど、地元の人びとの意識を動かし始めている。平野さん自身も移住した。

  • 次の社会モデルは『足るを知る』社会。地域の特性を活かした地産地消型の自然エネルギーがカギ。重要なのは、自分たちの手で自分たちの暮らしをつくっていくという自治の精神。『おまかせ民主主義』といわれる政治のあり方を変えていくきっかけにもなる。いまは体制そのものがグラグラ、逃げても仕方ない。僕らや若い世代が新しく作るしかない。

 この新聞記事でよみがえったのは、祖父が松平で営んできたガラ紡と水車、そして城址と滝川の里山風景でした。

 平野さんのプロフィールをみると、1975年生まれ。私とほぼ同世代です。新聞記事を読んでから「いつか話をきいてみたい」とぼんやりと考えていました。

 そして、今回の願ってもいなかった白鳥町の訪問。この機会を逃したくありませんでした(続く)
[2013/04/03 05:55] | 郡上へ | トラックバック(0) | コメント(0) |
郡上へ③ 新聞記事に
 今回の郡上行きにあたり、「どうしても行きたい」場所がありました。郡上市白鳥町石徹白(いとしろ)です。

 ある新聞記事をみて以来、私は心揺さぶられていました。

 それは、2012年5月29日付朝日新聞『自然エネルギーが開く未来』と題した「足るを知る社会へ 地産地消の電力が自治再生のカギ」というオピニオンページです。
 NPO法人「地域再生機構」副理事長 平野彰秀さんのインタビュー記事が掲載されていました。

130402新聞

 平野さんは水車や小水力発電で起こした電気で石徹白での地域再生に取り組まれているとのこと。そのインタビュー記事を読んでみると…。(続く)
[2013/04/02 06:32] | 郡上へ | トラックバック(0) | コメント(0) |
郡上へ② 「地産地消」「免疫住宅」
  当日は、白鳥についたとたんに雨が降り出しました。あいにくの天気でした。

  私たちが向かった先は、白鳥町にある『三光工務店』さん。社長さんが出迎えてくれました。

  看板には「地産地消」「免疫住宅」と掲げられています。木材のいい匂いが漂います。

130401材木

これらは、社長さんの山から実際に切ってきたものです。
 
130401木材選び

  社長さんが、ひのきを中心に木材の特徴などを説明してくださいます。柱・床・机に使う木などを、実際に並べて比較しながら選んでいきます。

130401床 

  とはいえ、私たちは素人です。見た目だけではわからないことばかりです。

  こんなときに頼りになるのは、生協のI担当やM建築士。いろいろ次から次へと質問したり、私たちが理解しやすいように解説をしたりしてくれます。(続く)
[2013/04/01 06:08] | 郡上へ | トラックバック(0) | コメント(0) |
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