城址とガラ紡の里山暮らし
愛知県豊田市松平。徳川家のルーツにあたる里山です。その里山に2014年から暮らしはじめた家族のどたばた。松平で祖父が営んできたガラ紡のあれこれ、松平のなかでも大給城址の季節の移ろいを紹介していきます。
【薪割りとナナオサカキさん】
 正月休みは薪割りです。

 大給城で大人数で運び出した間伐材を、四十肩(五十肩?)に無理のない程度に割っていきました。

 聞こえるのは、冬鳥の鳴き声ぐらい。陽ざしがあたたかく、汗ばみながらの作業です。

160104薪割り


 薪割りをしていると、思い浮かぶ詩があります。詩人ナナオサカキさんの「これで十分」です。

 「これで十分」

    足 に 土
    手 に 斧
    目 に 花
    耳 に 鳥
    鼻 に 茸
    口にほほえみ
    胸 に 歌
    肌 に 汗
    心 に 風
    これで十分


 素敵な詩です。豊森なりわい塾で、Sさんに教わりました。

 ナナオサカキさんに興味をもったところ、次のような詩「野生に声あり」にあいました。

「野生に 声あり」

ひとりの人間は 自然と 人間性を 代表する
20世紀の経済社会は
自然に反し 人間性に さからってきた
悲惨と屈辱の歴史を これ以上 くりかえさないよう
さわやかで たのもしい 経済社会への道を
みんなで さがそう

1.ぎりぎり 必要なものだけを 求めよう
2.工場製品でなく 手づくりを
3.スーパーマーケットでなく 個人商店 または生協に つながろう
4.虚栄と浪費のシンボル―誇大広告を まずボイコットしよう
5.最大の浪費 ミリタリズム(軍国主義)に かかわらない
6.生活のすべてに もっと 工夫と創造を
7.新しい 生産と流通のシステムを 試みよう
8.汗と思いを わかち合う よろこびから
9.真の豊かさとは 物と金に 依存しないこと
10.野生への第一歩 - 私は 歌 私は ここを歩く


 「さわやかでたのもしい経済社会への道」にむけて、ナナオサカキさんの「生協につながろう」という呼びかけには恐縮してしまいます。いまの生協が「さわやかでたのもしい経済社会への道」にむけて志高くすすめているのか、働くものの立場から問いかけたいものです。

 薪割りをしていると、無心で清らかな境地になります。ナナオサカキさんの域には至りませんが、薪割りのさなかにこれからの社会のありように思いをはせる瞬間がよくあります。自然災害が起きたとき、戦争で市民が亡くなる報を知ったとき、無性に薪割りをしたくなります。

 私にとって薪割りとは、人間性を取り戻す営みです。

[2016/01/04 06:30] | 暮らし2016 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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