城址とガラ紡の里山暮らし
愛知県豊田市松平。徳川家のルーツにあたる里山です。その里山に2014年から暮らしはじめた家族のどたばた。松平で祖父が営んできたガラ紡のあれこれ、松平のなかでも大給城址の季節の移ろいを紹介していきます。
【お寺さんで『不思議なクニの憲法』】
 参議院選挙前のこのタイミングで、話題の映画『不思議なクニの憲法』の上映会があり、観てきました。それも、豊田市内のお寺さん(守綱寺)さんで。上映時間は2時間ほどのドキュメンタリー映画でしたが、最後までスクリーンに集中できました。とても胸にしみました。

160705映画 
(主催者のフェイスブックからの写真より)



 監督は、『折り梅』『ユキエ』などの社会問題を作品にしてきた松井久子さん。映画では重要なキーワードがいくつもありましたが、思わず「申し訳ない」とつぶやいてしまったシーンがありました。

それは高校生が「学べば学ぶほど、今の社会の絶望を知る」。私は『教えるとは希望を語ること。学ぶことは真実を胸に刻むこと』という言葉を大事にしてきただけに、今の貧困社会が高校生に「学ぶほど絶望を感じる」といわせるまでに追い込んでいるとは…。

 映画上映会のあと、参加者で車座になり感想をシェアしあいました。

「政治について話すのを生活の一部にできたら」
「政治や選挙のことを話す場がなかった。周りに話すことを躊躇している」
「ネットの情報ばかりで不安」

 私自身は、政治について語りアクションするのは日常になっています。たまたま私が労働組合という組織の役員であることが大きいと思っています。「労働組合役員」という立場なら、所属組織の主張内容で(もちろんそこに信念や確信はありますが)語ることはできます。

 ただ、労働組合という立場ではなく一市民として憲法や政治について積極的に話すのは、あまりありません。むしろ、労働組合役員の衣を脱いで、自分の言葉で政治を語ろうとするときには、言葉の乏しさによくへこんでいます。

 しかし、最近のシールズやママの会のスピーチでは、「私はこう思う」というメッセージがこもっています。私のように「今の社会は…」という主語で、どこか「借りもの」の言葉で話しても、きっと心には響かないのだろうな。「一人ひとりの生活や暮らしの実感に基づいて、たどたどしくてもいいから自分の言葉で語ることがとても大事」とあらためて発見していました。

 もうひとつ感じたこと。豊田に引っ越してきて3年目。一市民の立場で政治的なアピールやアクションが難しい地域だなという思いがありました。トヨタという企業城下町なだけに、家族も地域も「組織」という衣が強く、「個性」「主張」など「はみ出す」ことにはためらいが生まれやすいのでしょうか。

 しかし、今回の上映会やシェア会に参加してみて、豊田でもこのように語り合える場があることが大きな発見でした。それも「お寺さん」という場で。

 映画の公式HPでは、どうして『不思議なクニ』とタイトルなのかを次のように書かれています。

経済的には世界三位の大国ながら、アメリカ追随一辺倒で独立国の主体性について考えてこなかった国家(政治家と官僚たち)も、権力におもねるばかりの大手メディアも、そして、無関心をきめ込んでいっこうに動こうとしない国民も、この日本はすべてが世界でも稀にみるほど不思議な国。松井監督は「ちょっとした皮肉をこめて、タイトルを『不思議なクニの憲法』とした」と言います。この映画を観ることで憲法問題が「自分ごと」となり、観客の手でひろげられていくことを願っています。(公式ホームページより)

 憲法を自分のようにとらえるには、私がどう生きるのかという問いに大いに関係するのですね。企画していただいた、守綱寺のみなさん、ありがとうございました。

 この映画の自主上映企画を私もなかまと相談しようと思いました。選挙後ですけどね(^-^;

[2016/07/05 06:35] | 社会 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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