城址とガラ紡の里山暮らし
愛知県豊田市松平。徳川家のルーツにあたる里山です。その里山に2014年から暮らしはじめた家族のどたばた。松平で祖父が営んできたガラ紡のあれこれ、松平のなかでも大給城址の季節の移ろいを紹介していきます。
福島⑩ 非常事態が続いている
 今日からは七十二候で「鶺鴒鳴」(せきれいなく)。セキレイがなく頃になったとのことですが、セキレイがどんな鳥なのかが、恥ずかしながらよく知りません。

 さて、やっと電話回線が回復しました。今日は4日前の福島原発被災地訪問の続きです。

 みなさんの身近に、福島からの避難者はいらっしゃいますか?

 今回の視察にあたり、主催者が福島県の避難者数を調べました。

 福島県外の避難者は5万2277人です。愛知県には773人が避難されています。(今年8月12日復興庁調べ)福島県内の避難者を含めれば、もっと増えます。

 18歳未満の子どもたちの避難者数は、福島県外1万7895人、福島県内1万2214人です。

 「そんなにいらっしゃるのか」というのが、私の感想です。少なくとも11市町村が、帰還困難区域や居住制限を受けているのですから当然です。

 ここで考えたいのが、なぜ「そんなに避難者がいらっしゃるのか」と思ったのかです。

 一昨年12月に当時の野田首相が、原発事故について「収束宣言」をしました。先日は、安倍首相がIOC総会で「福島の課題や問題は、完全に払しょくできた」と世界にアピールしました。

 「収束」「完全に払しょく」とは、避難されている方がもとの生活に戻れる状態をさします。しかし、私がみた福島の原発被災地は、収束や払しょくどころではありません。「非常事態」がいまだに続いています。ましてや、汚染水問題も浮上しています。

 避難者数を知って「そんなにいらっしゃるのか」と感じた背景には、「収束」「完全に払しょく」という政府の誤った宣言があるからではないか。そのために、国内外に福島の原発被災地の実態が、大きな問題として正しく伝わっていないからだ、と思います。

 もう卒園されましたが、私の保育園にも福島から避難していた男の子がいました。ママと男の子は名古屋に避難し、パパと離れた生活となりました。男の子が、七夕飾りで書いていた願いは「なつやすみに、パパにあえますように」でした。
 家族で一緒に生活したいという、当たり前の願いを奪ったのが原発事故です。

 地震や津波などの自然災害の発生は避けられません。そのための対策は必要です。しかし、原発はもともと問題が指摘されていたにもかかわらず建設がされました。原発被災は、私は「人災」だと思います。

 「収束宣言」「完全に払しょく」などは撤回し、「福島の非常事態は続いている」と再度宣言が必要だというのが、今回の福島訪問で思いを強くしました。

 さて、そんな状況でも福島では、原発事故を受け止め乗り越えようという方々がいます。次に紹介します。(続く)

130912コープふくしま

 写真は南相馬市で会った、配達中のコープふくしまのなかまです。「顔出しOK」とのこと。コープのなかまが被災地で暮らしを支えていると思うと、心強くなります。
[2013/09/12 05:09] | 福島にて | トラックバック(0) | コメント(0) |
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