城址とガラ紡の里山暮らし
愛知県豊田市松平。徳川家のルーツにあたる里山です。その里山に2014年から暮らしはじめた家族のどたばた。松平で祖父が営んできたガラ紡のあれこれ、松平のなかでも大給城址の季節の移ろいを紹介していきます。
豊森第4回講座⑦ イヨマンテ
 もうひとつの映画『イヨマンテ 熊おくり〜北海道平取町二風谷〜』

 上映前から「動物愛護団体から抗議をうけた」とはきいていましたが…

130929映像一部



 イヨマンテは、アイヌ民族の祭です。イ(それを)オマンテ(返す)というアイヌ語で、熊の魂を神の国へ送り返すという意味です。

 冒頭、手塩にかけられた子熊の様子が映し出されます。可愛らしい子熊です。

 餌を与える女性の表情が、これから始まる祭を思い少し悲しげにもみえます。

 そして、祭りの日。

 祭壇前で子熊が矢で射られます。
 
 何本も。何人からも。

 子熊はうめき声をあげます。苦しんでいる時間がとても長く続く感じます。

 そして最期をむかえます。

 熊が解体される様子も映像は詳しく伝えます。子熊の頭をかかしのようにします。3日間にわたる祭りです。

 その映像は、動物を飼っている方々にはつらいかもしれません。

 映画の解説文を以下引用します。

  •  アイヌ民族にとって、熊は重要な狩猟対象であるとともに神であり、親しみと畏敬の対象であった。熊は神の国から、アイヌつまり人間の世界へ来てくれる。そのお礼に人間界のお土産を持たせ、また来てくださいと送り返す。


  •  イヨマンテは、アイヌの自然観、生命観が凝縮したまつりである。生命体である人間と他の生命体である動物との対峙。そこには人間の信仰、文化の原初への啓示がある。

 映像撮影年は1977年。アイヌ民族でも祭の継承が、この当時から課題となっています。映像では、アイヌの若者が祭りを継承するために、アイヌ語から学んで準備している様子が記録されていました

 よくよく考えれば、普段食べている牛・豚・鶏なども同じように解体をされて、私たちは食しています。今の生活で、動物の解体は切り離され(むしろベールにつつまれて)います。

 イヨマンテの根源的な意味は、私たちの日常にも大いにかかわっていることに気づきます。

 さて、伊熊神社への訪問、地元の方へのインタビュー、映画2本の上映後、2日目午後には塾生でディスカッションが始まります。(続く)。


[2013/09/29 06:35] | 豊森なりわい塾 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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