阪神淡路大震災から20年の朝を迎えました。当時、私は学生で京都に住んでおりました。
震災では、高校時代の同級生が神戸でなくなりました。名前は競基弘さん。 一緒のクラスになったことはありませんが、体育の時間で一緒になることがありました。サウスポーでとても器用でした。 競さんが、地震でなくなったと知ったのは1か月後。たまたま読んだ新聞でした。衝撃でした。 神戸大学大学院でシステム研究を行い「ドラえもんのような、人を癒すロボットを作ること」という志をもっていたこともその新聞で知りました。 10年前、これも新聞で国際レスキューシステム研究機構で『競基弘賞』が創設されたと知りました。競さんの遺志を継ぎ、人命救助に関するシステムの研究開発の業績を表彰とする内容です。 以下、競基弘賞のHPからの引用です。 竸基弘賞は、1995年1月17日に阪神淡路大震災で倒壊したアパートの下敷きになり23歳の若さでなくなった、当時神戸大学大学院の博士前期課程1年生であった竸基弘(きそいもとひろ)氏にちなんで、レスキューシステムの研究開発に顕著な貢献のあった40歳未満の若手の研究者、技術者を表彰し、研究開発を奨励することを目的とした賞です。 竸基弘氏は神戸大学大学院で視覚と力学を融合したロボットによる知的マニピュレーションについての研究をしており、将来は人を癒すロボットの研究開発に取り組む夢を持っていました。 この賞は竸基弘氏の遺志を継ぎ、人を助けるレスキューに関連するシステムの研究開発に対する業績を表彰の対象としています。 http://www.rescuesystem.org/IRSweb/activities.html#award あらためて阪神大震災で亡くなられた皆さん、競さんのご冥福をお祈りします。 競さんの遺志に恥じない生き方をしたいと、決意を新たにする1月17日の朝です。 |
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